太陽光発電を設置するまでの流れ。具体的な手順を確認しよう!
太陽光発電はどうやって設置されるのでしょうか。太陽光発電設備を設置する機会はなかなかありませんから、詳しく知らないという方も多いでしょう。この記事では、太陽光発電を設置するまでの具体的な流れとともに、メリットと注意点をまとめました。これから太陽光発電の設置を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
太陽光発電を設置する利点
まず、太陽光発電を設置するメリットにはどんなものがあるでしょうか。
大きなところとしては、気候変動問題やエネルギー問題の解決に貢献できるということです。太陽光発電は太陽光を浴びて発電するので、発電時に温室効果ガスを排出しません。
また、海外から輸入した燃料で発電するわけではなく、自家発電できます。そうしたことから、世界で話題になっている気候変動問題やエネルギー問題の解決に微力ながら貢献できるというわけです。
もう少し身近なところに視点を合わせると、自家発電できることから災害時に電力会社からの電気が止まってしまっても、晴れていて太陽光発電設備に異常がなければ、家庭の最低限の電気を賄うことができるというメリットもあります。
そのほか、太陽光発電によって発電した電気は、国の制度によって電力会社が高く買い取ってくれるため、そうした制度を利用して、太陽光発電で発電した電気を売って収入にできる場合もあります。
太陽光発電というと少し遠い世界のことのように思えるかもしれませんが、自宅の屋根に乗せている人も最近では増えてきていますし、直接的なメリットもいろいろあるので、関心があれば検討してみる価値はあるといえます。
太陽光発電を設置するまでの具体的な流れ
ここで、太陽光発電を設置するまでの具体的な流れを見てみましょう。
設置業者を選ぶ
太陽光発電を設置する意思が決まったら、設置工事をしてくれる業者を選びます。いろいろな会社があるので、実績などを見ながら見積もりを依頼してみましょう。なるべく品質が高く価格が安い業者を選ぶためにも、3社以上から見積もりを取るとよいでしょう。
このとき、単なる価格だけでなく、工事の方法やそれに対する説明の内容についても目を向ける必要があります。価格が安くても、言葉は悪いですが「安かろう悪かろう」では選べません。太陽光発電は設置したら20年前後は使う設備です。きちんとした施工をしてくれる業者に施工を任せないと、あとでいろいろ面倒なことになります。
とくに、自宅の屋根の上に設置するとなると、場合によっては雨漏りなど生活に支障を来すような事態にもなりかねません。必要に応じて業者に見積もりの内容を聞いてみるなど、慎重に選びましょう。
設置業者と契約
最終的に選んだ業者と設置工事の契約を結びます。このとき、電力会社への接続申し込みや、国の制度を利用する場合は国への申請も一緒に進めます。
どんな段取りで進めるのか、始めに入念に打ち合わせをして、両者とも、しっかり流れを理解しておきましょう。そうしないと、あとで抜け漏れが起こって、計画通りに発電がスタートできないということになりかねません。
電力会社など関係各所への申請手続き
太陽光発電で余った電気を電力会社に売ることを考えている場合は、電力会社に対して接続申し込みをする必要があります。一般的には、電力会社から買う一方なわけですが、太陽光発電によって余った電気を逆に電力会社の配線へ流すための手続きが必要になります。
電力会社の事務手続きの混み具合にもよるので、工事に間に合うように、手続きに要する期間を電力会社に確認しておきましょう。あわせて、国の制度を利用する場合は国への申請も必要です。こちらも忘れずに手続きを進めておきましょう。
設置工事
太陽光発電は、実際に発電する太陽電池モジュールのほか、家の中で使えるようにしたり、電力会社へ売ったりするために使うパワーコンディショナーなどを取り付ける工事を行います。そして、それらがしっかり動くことを確認することも必要です。
大がかりな工事としては、やはり屋根の上に太陽電池モジュールを設置する工事で、高所での作業になるほか、台風などにさらされても飛ばされないよう、太陽電池モジュールを固定するために屋根を加工しないといけないことから、足場を組んで作業することもあります。
竣工
太陽光発電が設置できたら、電力会社と設置業者、さらに家主の立ち会いのもと、太陽光発電がきちんと運転しているか確認します。これによって正式に発電と売電ができるようになります。
太陽光発電の設置時に注意するべき点
物理的に太陽光発電設備を設置する工事とは別に、売電する場合であれば、電力会社との調整や国への申請手続きがあります。そうした申請手続きの終了が工事の完了に間に合うように進めておく必要があります。
そうでないと、物理的に発電はできるけど、売電ができないとか、電力会社の配電線へ電力を流すことはできるけどお金が入ってこないなどの問題を抱えてしまいます。手続き関係には時間を要する場合がありますので、こちらも滞りなく進むよう、しっかり関係者間で状況を把握しながら進めておきましょう。
今回は太陽光発電を設置するまでの流れについてまとめました。業者を選定し契約したら、工事の段取りを踏むと同時に、電力会社など関係する機関への申請手続きを進めます。すべてが滞りなく進むと、最終チェックがあり、発電開始となります。
なかなか思い立ってすぐに実現できるものではないですが、太陽光発電のメリットも考慮して検討してみてください。
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